2011年3月24日木曜日

放射能影響によるペットの飲み水について。

再びプードル中毒のmegさんの記事を転載させてもらいました。



放射能影響によるペットの飲み水について



23日、東京都は都内に水道水を供給する浄水場から
乳児が飲む規制値の2倍を超える放射性ヨウ素を検出したと発表しました。

都は乳児が水道水を飲むことを控えるよう呼びかけています。
呼びかけの対象地域は東京23区、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市。

読売新聞 3/23 14:34

その後本日、関東の各県でも同じような状況が発表されました。

動物に対する正確な基準値を示すデータは
人間のようなものがまだ見つからないのですが
ひとまず、ほとんどの薬物などの代謝や作用などが
人間とあまり変わらないことを考慮した上で
仔犬への水道水の供水は避けたほうがよさそうとのことです。


以下、成犬・成猫についての説明となります。


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乳児とペットたちでは、水分摂取量が1ケタ違います。

乳児は1日に1リットル近いミルクを飲みますが
ペットの飲水量は、100cc以下/1日です。
(体重1キロあたり:50~60ミリリットル)
身体に入れる量が10分の1なので、リスクも10分の1と言えます。

体内での残留率は??
乳児の場合、体内に蓄積してしまいます。
乳児で体重4kgとすると、一ヶ月後には5kgになる予想となります。
その増加分は、口から入ったものが排泄されずに蓄積しているということです。

成犬・成猫の場合は、体重増加はありませんので
飲んだ分だけ排泄で出すことになります。
例え、乳児と体重が同じでも、体内残留率は低いということになります。

「赤ちゃんは体重が少ないから影響が大きい」と報道されていますが
いっぱい飲んで身体に溜めこむ乳児と、少ししか飲まず排泄してしまう
パートナーでは同じ体重でも違いますので安心してお水を飲んで大丈夫のようです。

それでも、やっぱり心配、綺麗なお水を飲んで欲しいから・・・と
ミネラルウォーターを与えているオーナーさんも
多くいらっしゃるかもしれません。

ミネラルウォーターの種類にもよりますが
マグネシウムを多く含むものもあります。
他のミネラル分も、犬や猫には多すぎる場合があるとされています。

犬の症状:下痢、泌尿器症候群
猫の症状:下痢、FUS(猫泌尿器症候群)

ご心配な方は、そのミネラルウォーターの成分
マグネシウムやカルシウムの量などを
調べてみるとよいかもしれません。

一般に国内販売されているミネラルウォーターの硬度が載っているサイト
ミネラルウォーターの硬度比較
(↑クリックできます)

水道水には塩素が含まれるため、浄水器を使ったり
湯冷ましの水が好ましいとされていますね。

湯冷ましの場合、沸騰させたときに酸素や炭酸ガスまで抜けてしまうので
悪くはないけれど良い水とも言えなくなってしまうようですが・・・。


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水道水よりはミネラルウォーターの方がマシという事態にならないよう
放射性ヨウ素が今以上に多く検出されないことを願うばかりです。

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